株式会社ヤシカ(Yashica)

1949年に長野県諏訪市で創業し、精密機械及びその部品、各種カメラの光学器械、写真感光材料の製造販売を主な事業とし、1953年にカメラ業界に参入。1959年にはニッカカメラ株式会社を買収し、後にズノー光学工業を買収し、同社の技術も獲得。そして、ヤシカエレクトロ35で培った電子制御技術の実績と、子会社富岡光学のレンズ製造技術が評価され、1974年9月にカール・ツァイスと提携。カメラの販売高は昭和30年代において国内販売・輸出共に首位に立っていた。1975年に経営破綻し、京セラ株式会社が1983年に吸収合併した。合併後も京セラは国外向けカメラ製品のブランドとして「Yashica」を使用し続けたが、2007年の光学事業撤退時に商標権をJNCデイタム・テック・インターナショナル(香港)に売却。

 

ヤシカエレクトロ35 GT:絞り優先EE距離計連動式カメラ。

 

 絞り優先EE(AE)距離計連動式カメラ。ヤシカ が先駆けて光学の分野にエレクトロニクスを採用し、軍艦部にLEDで露出表示を採用した画期的なカメラ。解像度や周辺光量が増した YASHINON-DX 45mm/F1.7のレンズを持つ。