折りたたみ式カメラレチナの最終型。レンズ交換式となり、セレン式露出計も内蔵されたレチナの最高級機。
フォールディングカメラで頂点に立ったコダック社。レチナⅠ型から改良を重ね最終的にたどり着いたレチナⅢC。そのために、一つのカメラに機能を詰め込みすぎた感があるカメラですが、当時のユーザーの希望に追いつくべくアイディアを絞り出した感満載のカメラです。
しかし、コダック社は、このカメラを最後に折りたたみ式カメラの製造を終了してしまいます。それは、レチナだけの問題ではなく、時代の要求でもあったと思われ、カメラ業界が方向転換の時代でした。